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過敏性腸症候群とは?症状と原因、治療について

2026.01.15

お腹の調子が悪くなると、外出や仕事にも影響が出てつらい思いをされる方は多くいます。検査を受けても異常が見つからず、原因がわからないまま症状に悩まされているケースも少なくありません。そのような場合、過敏性腸症候群という病気の可能性があります。

この記事では、過敏性腸症候群の基本的な知識から症状、治療方法まで、わかりやすくお伝えします。日常生活での対処法も含めてご紹介しますので、お腹の不調にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

過敏性腸症候群とはどのような病気か

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に明らかな異常がないにもかかわらず、腹痛や便通の変化が続く病気です。

過敏性腸症候群(IBS)の定義

内視鏡検査や血液検査などで調べても、炎症や腫瘍といった器質的な異常は確認されません。それにもかかわらず、腹痛、下痢、便秘といった症状が繰り返し現れることが特徴です。日常生活に支障をきたすことが多く、通勤や外出時に不安を感じる方も多くいらっしゃいます。

3つの症状タイプ

症状のタイプは大きく3つに分けられます。下痢を主とする下痢型、便秘を主とする便秘型、そして下痢と便秘を交互に繰り返す混合型です。どのタイプに当てはまるかによって、日常生活での困りごとや治療方針も変わってきます。

どのような方に多く見られるか

若い世代から中高年まで幅広い年齢層に見られ、特にストレスの影響を受けやすい方に多い傾向があります。命に関わる病気ではありませんが、生活の質に大きく関わるため、適切な対応が求められます。

過敏性腸症候群の原因とストレスの関係

過敏性腸症候群の発症には、複数の要因が複雑に絡み合っています。

ストレスと脳腸相関

最も注目されているのが、ストレスと腸の動きの関係です。脳と腸は神経を通じてつながっており、精神的な緊張や不安が腸の働きに影響を与えることがわかっています。この仕組みは「脳腸相関」と呼ばれ、過敏性腸症候群の発症に深く関わっているとされています。

腸の動きの異常

また、腸の動きそのものが過敏になっていることも原因の一つです。腸が通常よりも強く収縮したり、わずかな刺激に対して敏感に反応したりすることで、腹痛や便通の異常が引き起こされます。この過敏な状態は、以前に感染性の腸炎を経験した方に見られることもあり、感染後IBSと呼ばれています。

生活習慣の影響

食生活の乱れや睡眠不足、過労なども症状を悪化させる要因です。生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れると、腸の働きにも影響が及びます。これらの要因が複雑に絡み合い、症状が慢性化していくケースも珍しくありません。

過敏性腸症候群の主な症状と診断の流れ

主な症状

腹痛は、排便によって軽くなることが多く、お腹全体に感じる場合もあれば、下腹部に限定される場合もあります。痛みの程度には個人差があり、我慢できる程度から日常生活に支障をきたすレベルまでさまざまです。便通については、下痢が続く方もいれば、便秘に悩む方もいます。また、数日おきに便秘と下痢が入れ替わるタイプもあります。

その他の症状として、腹部膨満感やお腹の張り、ガスがたまる感覚、排便後も残便感が残るといった訴えも多く聞かれます。これらの症状は、日常生活での不安や緊張によって強くなる傾向があります。

診断の進め方

診断では、まず他の病気がないかを確認することが重要です。炎症性腸疾患や大腸がんなど、似た症状を示す病気を除外するために、必要に応じて血液検査や内視鏡検査を行ないます。診察では、症状が出る頻度やタイミング、ストレスとの関係などを詳しくお聞きします。食事内容や生活リズムについても確認し、総合的に判断していきます。

他の病気との区別

これらの検査で異常が見つからず、一定期間にわたって腹痛と便通異常が繰り返されている場合、過敏性腸症候群と診断されます。正確な診断により、適切な治療へとつなげることができます。

過敏性腸症候群の治療と日常生活での対処法

食事と生活習慣の見直し

まず生活習慣では、規則正しい食事と十分な睡眠が基本となります。食事内容では、脂っこいものや刺激の強い食品を控え、消化に優しいものを選ぶようにします。アルコールやカフェインも腸を刺激するため、摂取量に注意が必要です。

食物繊維については、下痢型と便秘型で適した種類が異なります。下痢型の方は水溶性食物繊維を中心に、便秘型の方は不溶性食物繊維も適度に取り入れると良いでしょう。症状に応じて調整していくことが大切です。

ストレスケアの方法

ストレス対策も大切な要素です。適度な運動や趣味の時間を持つことで、心身のリラックスを促します。深呼吸や軽いストレッチなども、自律神経を整えるのに役立ちます。無理のない範囲で、自分なりのリフレッシュ方法を見つけることが症状の改善につながります。

薬による治療

薬物療法では、症状に応じた薬が処方されます。下痢型には腸の動きを調整する薬、便秘型には便を柔らかくする薬、腹痛には痛みを和らげる薬などが使われます。最近では、腸内環境を整える薬や、脳と腸の関係に働きかける薬も用いられるようになりました。治療は患者様の状態に合わせて個別に調整していきます。

まとめ|症状に気づいたら早めの相談を

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に異常がないにもかかわらず、腹痛や便通の変化が続く病気です。ストレスや腸の過敏性、生活習慣の乱れなど、複数の要因が関係して症状が現れます。お腹の不調が続くと、日常生活に大きな影響が出て不安を感じる方も多くいらっしゃいます。

「いつもと違う」と感じたときは、体が発している大切なサインです。判断に迷うときは、当院へご相談ください。

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